先輩社員

先輩社員インタビュー

営業部

入社年
2006年
営業部門 - 営業部 - 営業課
自己紹介
出身大学は水産大学校です。
趣味は魚釣り・家庭菜園で、日本チャンキーを選んだ理由は動物に関わる仕事に興味があったからです。
好きな言葉
好きこそ物の上手なれ
特技
スローカーブ(野球)
社内経歴
栃木種鶏課 → 岡山種鶏課 → 技術課 → 支援課 → 営業課

部のミッション

「安定供給」「情報提供」に最善を尽くす
そのために社内外での連携強化、自ら情報を得る、
様々なツールの活用を進める

 種鶏雛の安定供給は「販売」というよりも「責任」のように感じています。情報提供については、お客様からは「チャンキー=日本全国・世界の情報を知っている」と見られており、それに応えるためにも、Aviagen社からのトレンド情報収集や、最新のWebツールを活用した配信等を実施しています。これは当社が先陣を切ってやっていかないといけないことでもあり、今後も視野を広く進めてゆきたいと考えています。

営業部の仕事について

 営業部には営業課と支援課があり、私は両方の課長を兼任しています。

 まず、営業課の仕事について、「営業」と言えば一般的には新規獲得の飛び込み営業や受注のためのプレゼンテーションをイメージされると思いますが、当社の営業はそのような一般的なイメージの営業とはかなり異なります。私たちの営業は、販売先(主に種鶏会社様)はほぼ決まっており、なおかつ国内のシェア率も高い数字をいただいておりますので、新たな販売先が発生することはなく、いただいたオーダーに応じた種鶏雛をきちんと納める、そして良質な種鶏雛を納める、といった安定供給・供給責任を果たす、というようなスタンスになります。

 一方、支援課は世間で言うコンサルタントのような業務で、対象は直接の販売先の種鶏会社様であったり、種鶏会社様の販売先であるブロイラー会社様であったりします。その取り組み方法として、お客様の農場に駐在し、成績を向上させるための技術指導などを行なっています。

全身写真

国内シェア率90%以上、独特な営業スタイル

 種鶏雛の販売先としては40社ぐらいで、営業の役目は基本的には種鶏雛の「販売」ですが、お客様との「関係構築」を重視しており、種鶏雛の納品後のサポートも含めて、情報交換として各会社様を訪問し関係性を築いています。

 現在の当社のシェア率は90%以上を占めています。しかし、なかなかここまで辿り付けなかった理由として「チャンキー1鶏種にすることに対する不安感」があったと思います。その不安感をどうやって拭い去るか、例えば、当社が原種鶏雛を輸入する国を一つだけにするのではなく、色々な国から輸入ができる体制を整え、「この国で鳥インフルエンザが発生し輸入禁止となったら、別の国から輸入する」というように安定供給・供給責任が果たせることを示し、お客様に安心感を与えられるように努めてきました。その結果として、チャンキー種の能力と当社の体制や対応を評価いただき、高いシェアを達成できたと考えています。

 このような経緯もあり、私としては「販売」というよりも「責任」のように感じている所があり、責任を果たすため、納品した種鶏雛がどうだったかの確認はもちろん、お客様が抱えている問題・課題を聞いたり、国内外の業界の情報収集を行いお客様と共有したりして、業界全体の中での供給責任を果たすことに努めています。実際、お客様からも「チャンキー=日本全国・世界の情報を知っている」というように見られていますので、その期待に応えられること、またその先の全国の食卓への安定的な国産鶏肉の供給へ繋がるよう努めています。

アンテナを張る

 お客様を訪問すれば、色々な情報を求められます。例えば、各地域の鳥インフルエンザの発生状況や、穀物事情、鶏肉の相場もそうですし、ブロイラー業界もやはり人手不足の問題があり、省力化や省人化の情報など、幅広い情報がお客様から求められます。話の引き出しを増やすためにも、営業部では「常に、色々なことにアンテナを張る」ということが根付いていると思います。アンテナを張るためにも、色々なお客様を訪問して、実際に会話をして、今、どういうことが求められているかを肌で感じ取るように努めています。それが、鶏肉の相場のことかもしれませんし、省力化のことかもしれませんが、お客様と会話をすることで、どこにアンテナを張ればいいのかが見えてきます。

 Aviagen社の方と話をすることもあり、これは貴重で重要な機会です。日本で起こるよりも前のことが、もしかしたらヨーロッパやアメリカなど起こっているかもしれない。例えば、アメリカではこれまでむね肉が主流でしたが、だんだんと手羽先の需要が増えてきている、そうすると色々な価格の変動があるかもしれないですし、日本では取り入れられていない新たな省力機器が製造コストの改善に繋がるかもしれません。従って、国内国外を含めて、色々な所にアンテナを張る必要があると考えています。

モノを生産販売する会社とは違った難しさ、奥深さ、面白さ

 我々の商品は生き物なので、工場でほとんど1ミリも狂わず同じ製品(種鶏雛)を計画的にどんどん作る、という訳にはいきません。ただ、いかにしてそれに近づけるか、良質な種鶏雛を、受注に対して必要な量を正確に生産できるか、というのがやはり目指す所で、生産部門と営業部門が一体となり切磋琢磨しています。100羽の種鶏雛を孵化させるために何個の種卵が必要か?これは決して定まっていません。150個の種卵があれば100羽孵化すると決まっているわけでもなく、安定して必要な個数を定めることが出来れば生産効率も上がっていきますが、改善の余地は常に存在し、そこが面白い所でもあると思います。農業で例えた方がイメージしやすいかもしれません。

 岡山であれば桃やブドウが有名ですが、台風、夏場の高温、雨不足といった気象条件によっては思った通りの量が生産できるかというと、決してそうではありません。ブロイラー業界も同じで、夏場に暑くなれば原種鶏もダメージを受けることがあり、そうすれば、今まで150個の種卵でできたことが180個必要かもしれません。では、そこでいかに被害を最小限にするか、または必要な個数を推測するにはどのようなノウハウがあるか、突き詰めれば非常に奥深く、面白みもあると思っています。

今後のキャリア目標

 若い方々は、原種鶏の飼育管理においてやったことの成果が見えることや、原種鶏の成長を見ることが面白さ・やりがいに繋がっているようで、私も生産現場にいた時は同じような気持ちでやっていました。一つの鶏群を任され、自分で原種鶏の様子を見ながら体重測定をして、数値をいろいろ並べながら、では、餌はこの量をあげよう、そうしたら体重はこうなった、産卵率はこうなったなど、結果として返ってくる部分に対して、面白いと感じていました。今の営業の仕事に当てはめると…初めの頃は顧客訪問において満足のいく情報提供出来ないものの、求められるものが徐々に分かるようになり、関係性が構築されてゆきます。時にはお酒も飲めば良い情報交換ができることもあります。また、Aviagen社とやりとりをする中では英語も必要で、英語の勉強をすればやり取りもスムーズになっていきます。フィールドが違うので比べ方が違いますけども、どの仕事に関しても、行動したこと・試行錯誤したことには何らかの形で返ってくると思います。やった分返ってくるのがこの仕事、この会社じゃないかな、と思います。

就職活動中の方へのメッセージ

 当社は色々な機会を与えてもらえる会社だと思います。特に営業に来てからは、海外の視察であったり、研修勉強会であったりなど、海外に行く機会が増えました。海外に行くと大きな刺激があります。世界はやはりスケールが違い、世界に出れば色々なものが見えてきて、意外と日本人ってちっぽけな存在だなど、考え方が変わったりします。入社されたら、そういったことには是非、自ら手を挙げて行って欲しいと思います。海外だけに限らず、自分の希望や考えには何らかの形で応えてくれる会社だと思いますので、ぜひ、一緒にそのような経験ができればと思います。

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